2013年8月8日木曜日

自己肯定感4〜書を捨てよ、町へ出よう!〜

そんなこんなで、思春期真っ只中、変身願望を常に抱えながらも、家で本を読む事しかしていなかった私でしたが、高校の英語の先生(バックパッカーで、世界中を旅していた話をよく聞かせてくれた)の影響で、旅人や海外に興味を抱くようになり、高校2年の時、高校で主催していた、オーストラリアでの2週間のホームステイに行く事に。

家を出る事すらあまりなかったのに、2週間も海外へ!!
しかもホームステイ!
これはもう、帰ってきた頃は、英語ペラペラ、ネクラ返上、憧れのキラキラ女子(笑)に変身しているに違いない!
と、前日の日記に、
「さよなら、今までの私。」とか書いちゃうくらい盛り上がってました。

で、オーストラリアでの2週間。
楽しい事も、もちろんたくさんあったのですが、今思い出せるのは、ワラビーがダラダラしてた事とか、学校訪問で話した子はおとなしめな子で、オーストラリア人にもネクラな子(決めつけ(^^;;)はいるんだな、とか、砂糖工場の匂いとか。割とどうでもいい事ばかりなのは何故だろう。。
旅って、そういうところが面白いですね。

で、帰りの飛行機の中。
私は、すごい事実に気付きました。

「私。。変わってない!!!!」

機内の音楽プログラムでは、日本のヒット曲のチャンネルがあり、大好きなフミヤの「Another Orion」が流れていて、嬉しかった事と併せて、この時の気持ちを、すごくよく覚えています。

がっかり、とかじゃなくて、なーんだ!と、気が抜けた気持ち。
すごい事にチャレンジしたのに、全然変わってない。
自分がまるごと変わるなんて、そんな事はないんだなー、と。

今思えば、この時初めて、「自分を丸ごと引き受ける」事をした気がします。
そして、この時から、少しずつ、自己肯定感も高くなっていった気がします。
一足飛びではなく、積み重ねるように。

本を読んだりTVを見たり話を聞いたりするのとは違う、行動する事で気持ちが動く、という事も、この時に身を以て学んだ事。

この、帰りの飛行機での気付きから17年。
いろいろな人との出会いもあり、出来事もあり、今の自分が形成されているのですが、振り返ると、この気付きが一番大きかったな、と、ブログを書きながら思い返しています。

さてさて、この連載、まだ続きます!
次回は、読者からのお便りにお答えします。
こんなこと聞きたい!というご要望ありましたらぜひ(^o^)


0 件のコメント:

コメントを投稿