2013年4月27日土曜日

いいことばかりじゃないけど、悪いことばかりでもない

4月が終わろうとしている・・という事に気付き、愕然としております。
4月は、新緑がどんどん色濃くなり、気持ちも新しくなる新年度!
大好きな季節なんですが、今年の4月は・・
想次は保育園に入園した・・と思ったら入院するわ、なかなか本調子にならないわ、
復帰前に、と計画していた家族旅行@沖縄は私と想次だけキャンセルになるわ、
家には欠陥が見つかり2~3週間引っ越ししなきゃいけない事が分かるわ、
(マンションなんですが、うちの部屋だけ・・)
や、厄月か!?
というくらい、いろいろな事が起きてがっくり。

先日も、また想次が調子悪いなー、と病院に連れて行こうとすると。
理久が「りきゅうも咳出てるー。保育園お休みして一緒に病院に行くー!」
と言うので、保育園を休ませて病院へ。
(病院や薬が大好きな3歳児・・)

途中、スポーツ振興費の支払日だったので、保育園へ。
お友達が楽しそうに遊んでいる姿を羨ましそうに見ていた理久に
「保育園に行きたくなっちゃった?」と聞くと、
「りきゅうは保育園だーいっきらい!お休みが大好き!」と言うので、
「そうー?悪いことばかりじゃないんじゃないのー?
いいこともあるよー。そういうもんだよ。」と伝えてみる。

病院に着き、駐車場に入り、駐車券を取るときに、
”あ、そうそう、病院でこの駐車券が必要なんだよね”と思い、膝の上へ。
”いつも、日よけの部分に入れちゃって忘れちゃうんだよねー”なんて思いつつ。

この日は月曜日だったので、小児科も混んでいて、けっこう長くかかった。
診てもらったわりには大した事なく、あー・・家で様子見でもよかったかな・・
と思いながら、お会計。
駐車券を出してー、とバッグを見ると・・
無い!!!

あれ?車に忘れちゃったかな、と車に取りに戻るも・・
やっぱり無い!
病院に「落し物で駐車券が届けられていないか?」と聞いても
やっぱり無い。

諦めて、”いつかやるんじゃないかと思ってたんだよねー!アハ!”
とか思いながら、駐車場の看板をよく眺めるも、
駐車券を無くした場合の金額などは書いていないので、
そのまま出庫して”駐車券無し”のボタンを押すと・・・
金額表示、5,000円!!!

さすがに度胆を抜かれました。
ご、ごせんえん!そんなに!?
しかも、千円札しか受け付けない。
財布を見るも、千円札が無く、引き返そうとすると後ろは出庫待ちの車の列。
事情を説明して、なんとかもう一度駐車場内へ。
どこかに落ちていないか・・と駐車場を探し回ってみるも、
やっぱり無いので、両替して5,000円支払って出てきたのでした。

お金には無頓着なタチなのですが、さすがに落ち込みました。
もうお昼の時間だったのですが、買い物して帰らないといけなかったので
ヨーカドー内の安いパスタ屋へ。
「もうお金ないから、一番安いパスタを2人で食べよう」
と理久に提案するも、「キッズプレートがいい!」の一点張り。
面倒になって、一番安いパスタとキッズプレートを注文。
「りきゅうのには、小さいパン(ミニワッフルのこと)があるよ。あまーいの。」
「いいねぇー。ママのにはなーんにも無いよ。お金ないしね。。」
なんて会話をしていたら、
「一口あげる!」と、ミニワッフルを差し出してくれました。

その気持ちが嬉しくて一口食べると、ワッフルのあまーい味!
「ありがとう!ちょっとだけ元気になった。」と言うと
「もっと食べて、いっぱい元気になりな!」と理久。
その言い方がかわいかったのでもう一口。
にっこり笑って、「うん、いっぱい元気になってきた!」と言うと
とっても嬉しそうにニコーッと笑う理久。

そうかー、3歳半になると、
自分の行為によって誰かを笑顔にできると嬉しい、って感じることができるんだなー。
理久の成長を嬉しく思いながら、もぐもぐパスタを食べていたら、
本当に元気になってきた。

いいことばかりじゃないけど、悪いことばかりでもない。
あー、そういえば今朝、私が理久にそう言ったんだった。
そしてこれは、ブルーハーツの「TrainTrain」の一節だな。
いい歌だーー!
と思って確認してみると、正しくは
『此処は天国じゃないんだ かといって地獄でもない
良い奴ばかりじゃないけど 悪い奴ばかりでもない』
でした。
勝手にあのメロディーに乗せて歌ってましたが・・

それにしても・・・駐車券無くしたペナルティとしても、
高いぜ!ごせんえん!

【おまけ】
理久が半年くらいハマっているヘキサカスhexacusという立体ブロック
(友人から出産祝いでもらった!)
積み上げてすぐに崩れてしまう不安定さが面白いみたいで
いろんな形を作って、壊れても
「もっとかっこいいの作っちゃう!」と張り切ってます。
一番のお気に入りは、全部立てて並べるバージョン。

2013年4月18日木曜日

今のその気持ちを、味わう

生まれて初めての(出産以外での)入院生活。(付き添い)
思えばたった1週間だったわけですが、本当に長く感じられました。
久しぶりに自分の限界を超えて、テンパったりあたふたしたり。
おろおろしたりイライラしたり。

夫が家の事をやって理久を保育園に送り、
夕方親に病院に来てもらって私が自転車をかっ飛ばして
理久を保育園に迎えに行き、
少し一緒に時間を過ごして、夜ご飯をかきこんだり、
タッパーに詰めたりしてから病院へ戻り、親とバトンタッチ。

友人が手作りご飯を持ってきてくれたり、話を聞いてくれたり、
保育園で先生や母友が「大丈夫ー?お大事にね!
何かできる事あったら言ってねー」って言ってくれたり、
SNSでのコメントに励まされたり、
狭い病室でも体を動かしたり(TV体操やあめんぼ腹筋など)して、
何とか・・・1週間、乗り切れたな、と。
(狭い病室に病児とずーっと2人きり、というのは、
そういった逃げ場を作っておかないと、すぐに気が狂ってしまう、と思う。)

で、そんな風に大騒ぎして1週間過ぎ、ようやく明日退院!
ってなった時のこと。
ふと、周りを見渡してみると、もっと長く入院している子がいる。
違う病棟にも、たくさんいるだろう。

【もっと大変な人もいくらでもいるのに、
たった1週間の入院で大騒ぎするなんて、情けない事かなぁ・・・】
と思いかけて、

ん??なんだそれ??

と、自分で思った事に違和感を感じたのです。

大騒ぎしていいじゃないか。
大変さを人と比べて、もっと大変な人がいるからって、
自分の今の気持ちをないがしろにしていいわけないよね、と。

こういうワナってけっこうあって、
「今世界で戦争している人に比べたら幸せなんだから、生きている事に感謝しなさい」とか
「アフリカには、満足に食べられない子がたくさんいるんだから、食べられる事に
感謝して、残さず何でも食べなさい」とか。

そういった【いわゆる不幸な状況】の中にも日常があり、
泣いたり笑ったり怒ったりしている。
幸せか不幸かなんて、他人や状況が決める事じゃないし、
比べる事で自分の今の気持ちを味わうことをしないなんて、
人生に対する冒涜なんじゃないか、とすら思いました。

今のこの気持ちを味わおう。
大騒ぎしよう。
言葉を紡ごう。
そんな風に改めて思ったのでした。


【オマケ】
1週間、ゆっくりお喋りもできなかった理久(3歳8か月)と
久しぶりに一緒に過ごした月曜日。
たくさん話そう、どんな話をしよう?など、楽しみにしていたのですが、
理久「お母ちゃんのおち〇んち〇取っちゃえー!そして女の子にしちゃえー!」
私「いや、お母ちゃんはもともと女の子だし、おち〇んち〇無いよ。」
理久「あるってばー!」
私「ないってばー!」
という会話x30リピート・・・
3歳男子って・・・・(^^;






2013年4月8日月曜日

さよなら桜、こんにちは若葉

4月。
新生活の季節です。
私も、4月1日から、想次(第二子、7ヶ月)の慣らし保育がスタート。

この日、暖かなお花見日和で、桜は満開!
慣らし保育終了後(この日は一時間)に、2人で大宮第二公園へ花見散歩。
想次は抱っこでぐっすり。
1人静かに、桜の美しさを堪能したのでした。

慣らし保育2日目以降は荒れた天気が続き、用事があったりもして、桜見られず。
慣らし保育5日目でRSウイルスに感染、
そこからは看病で外に出られず。
日曜日に看病を夫と交代して、
理久と散歩へ。

久しぶりに桜の木を見上げると、すっかり葉桜に!
前夜に雨が降ったからか、
一足飛びに季節が巡った感じ。

大好きな新緑の季節、到来!

最近、水たまりが好きな理久。
慎重派なので、しずしずと
水たまりに入る。

水面に写る雲を、ゆっくりゆっくり
水の中に溶けこませて
またしばらくすると、水面に雲が写り。

こういう時間を親子で楽しみたいなー、
と思っているのですが、意識しないと
その時間って取れないもんですね。

想次は結局、入院することに。
しばらくは室内の生活が続きそうです。
東京には、空がないといふ、の智恵子の気分。
新緑の中、家族みんなで散歩する日が待ち遠しいなぁ。













2013年4月5日金曜日

聞いてみないと分からない

先日、「できない事を「なんでできないの?」と聞くのは無意味。
それよりも、できた事に対して「どうしてうまくできたの?どうやったのー?」
と聞くと、相手は喜んで話してくれる。」って話を聞きまして。
ぶんぶん頷きました。
子ども相手を想定した話だけど、大人だって同じだよねー、と。

小さい頃からおっちょこちょいで大雑把だった私。
よく物をこぼすわ、落とすわ、無くすわ、忘れるわ、で、
母親に怒られる毎日でした。

怒られる時って、大抵「どうして!なんで!」って聞かれるんですが、
この質問が困る。
特に理由が無いので。

本人はそういう日々にすっかり慣れちゃってるから、
”何か起きたらどうにかすればいいや”っていう対処法が身に付いちゃって
本当にはそんなに気にしてない。
そりゃ、物をこぼさず、落とさず、無くさず、忘れない方が
うまくいく事は多いし、そうできたらどんなにいいだろう、とは思うものの、
何回母親に怒られても、そういう性質は直らず今に至っています(笑)

が、しかし。
このままの自分で、あるがままに生きていられるほど、世の中甘くないんですね~。
結婚し、親となり。
一番小さな社会である家庭を夫と共に築いていくようになって、
自分のそうしたあるがままの性質が、時に夫をイライラさせている事が分かり、
楽しい毎日を共に作り上げていくためにも、
努力できるところは努力しないとな、と思うようになりました。

とはいえ、何にイライラしているのかって、聞いてみると全然想定外の理由だったりする。

先日、友人家族と大きな公園で遊んだ時のこと。
子ども達がとっても楽しそうに遊んでいる姿に癒され、
「楽しかったねー♪」と(私は)ご機嫌な帰りの車中。
何やら不穏な空気が流れていました。
こ、これは・・・・・
夫イライラ注意報!

必死に原因を探る私。
お客さん布団を出しっぱなしにしてたのを夫が朝片づけてたな、とか
部屋の掃除してないなー、とか
アレもコレも、今日は忘れ物多かったなー、とか
(大抵、思い当たる事がたくさんある)
・・・でも、どれなんだろう・・?

後日、落ち着いてから率直に何に一番イライラしたのかを聞いてみたところ、
「人の家のお弁当をあてにしている厚かましさが嫌だった」とのこと。
えっ!!そこ!?
と、完全に想定外なのでした。

そういえば、この日、お弁当を持っていこうという事になり、
おにぎりと前夜の残りのおかずだけをタッパーに詰めて、
ま、足りなかったらなんか買えばいいし〜。
友人家族は大家族だから、おかずもたくさん作ってきてるかも。
余ったらもらっちゃおっ♩
くらいの気持ちでいて。
実際、「食べきれないから食べてー」って事になり、
私「実は当てにしてた!あは!」
友人「やっぱりね!ふふっ!そんな事だろうと思ったー」
と、(私としては)和やかな会話をしていたのですが。
それが嫌だった、恥ずかしかった、って事なんですねー。
なるほど、と。

こういう時、大事にしたいなって最近思うのは、
それぞれの正しさを相手に押しつけないこと。
決めつけないこと。

一緒に家庭を運営していくと、
家事能力が高い方が正しい、パートナーシップの舵取りの
権限がある、という雰囲気になっていきます。
やるべき事がきちんとできていない、という負い目がある。

でも、イライラされて私も悲しかったよ、と。
もういい、って諦められたくないんだよ、と。
お互いの気持ちも大切にしたい。
それには、やっぱり聞き合うしかないんでしょうねー。

パートナーシップに終わりなし、と改めて感じた
桜満開の日の出来事でした。