2013年4月5日金曜日

聞いてみないと分からない

先日、「できない事を「なんでできないの?」と聞くのは無意味。
それよりも、できた事に対して「どうしてうまくできたの?どうやったのー?」
と聞くと、相手は喜んで話してくれる。」って話を聞きまして。
ぶんぶん頷きました。
子ども相手を想定した話だけど、大人だって同じだよねー、と。

小さい頃からおっちょこちょいで大雑把だった私。
よく物をこぼすわ、落とすわ、無くすわ、忘れるわ、で、
母親に怒られる毎日でした。

怒られる時って、大抵「どうして!なんで!」って聞かれるんですが、
この質問が困る。
特に理由が無いので。

本人はそういう日々にすっかり慣れちゃってるから、
”何か起きたらどうにかすればいいや”っていう対処法が身に付いちゃって
本当にはそんなに気にしてない。
そりゃ、物をこぼさず、落とさず、無くさず、忘れない方が
うまくいく事は多いし、そうできたらどんなにいいだろう、とは思うものの、
何回母親に怒られても、そういう性質は直らず今に至っています(笑)

が、しかし。
このままの自分で、あるがままに生きていられるほど、世の中甘くないんですね~。
結婚し、親となり。
一番小さな社会である家庭を夫と共に築いていくようになって、
自分のそうしたあるがままの性質が、時に夫をイライラさせている事が分かり、
楽しい毎日を共に作り上げていくためにも、
努力できるところは努力しないとな、と思うようになりました。

とはいえ、何にイライラしているのかって、聞いてみると全然想定外の理由だったりする。

先日、友人家族と大きな公園で遊んだ時のこと。
子ども達がとっても楽しそうに遊んでいる姿に癒され、
「楽しかったねー♪」と(私は)ご機嫌な帰りの車中。
何やら不穏な空気が流れていました。
こ、これは・・・・・
夫イライラ注意報!

必死に原因を探る私。
お客さん布団を出しっぱなしにしてたのを夫が朝片づけてたな、とか
部屋の掃除してないなー、とか
アレもコレも、今日は忘れ物多かったなー、とか
(大抵、思い当たる事がたくさんある)
・・・でも、どれなんだろう・・?

後日、落ち着いてから率直に何に一番イライラしたのかを聞いてみたところ、
「人の家のお弁当をあてにしている厚かましさが嫌だった」とのこと。
えっ!!そこ!?
と、完全に想定外なのでした。

そういえば、この日、お弁当を持っていこうという事になり、
おにぎりと前夜の残りのおかずだけをタッパーに詰めて、
ま、足りなかったらなんか買えばいいし〜。
友人家族は大家族だから、おかずもたくさん作ってきてるかも。
余ったらもらっちゃおっ♩
くらいの気持ちでいて。
実際、「食べきれないから食べてー」って事になり、
私「実は当てにしてた!あは!」
友人「やっぱりね!ふふっ!そんな事だろうと思ったー」
と、(私としては)和やかな会話をしていたのですが。
それが嫌だった、恥ずかしかった、って事なんですねー。
なるほど、と。

こういう時、大事にしたいなって最近思うのは、
それぞれの正しさを相手に押しつけないこと。
決めつけないこと。

一緒に家庭を運営していくと、
家事能力が高い方が正しい、パートナーシップの舵取りの
権限がある、という雰囲気になっていきます。
やるべき事がきちんとできていない、という負い目がある。

でも、イライラされて私も悲しかったよ、と。
もういい、って諦められたくないんだよ、と。
お互いの気持ちも大切にしたい。
それには、やっぱり聞き合うしかないんでしょうねー。

パートナーシップに終わりなし、と改めて感じた
桜満開の日の出来事でした。

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